面接官が気を付けなければいけない5つの事

面接官が気を付けなければいけない5つの事

採用担当者をはじめ中堅社員や部門責任者、そして経営層と新卒採用ではいろいろな役割を持って面接を行っていると思います。
各層に応じて見方は違うと思いますが、方向は揃えておかないと最終的に欲しい人は採用できません。
また、現場が欲しい人物像と経営層が欲しい人物像が違うなんていうのはよくあることで、事前に調整しておく必要があります。

それができていてもなかなかうまく面接ができない面接官がいます。
自分はできているつもりでも他の面接官から見るとそうでない場合がありますんので、気を付けておきたい事を書いてみようと思います。

先入観をもって面接してしまう

これが意外と多いんですが、○○大学だから優秀とか○○部でキャプテンだから体育会系で良いとか結構決めつけてしまう面接官が思ったよりも多いです。
また、成績証明書を見てCがいっぱいだからダメとかAだからいいとかそれによってその人全部を悪いor良いと判断する人も多いですね。

もちろん、要素の一つとして捉えることは悪いことではありませんが、本当に欲しい人はどんなひとだったか思い出して下さい。
英語が得意な人が欲しいのでしょうか?それともコミュニケーション能力が高い人が欲しかったのでしょうか?どこに重点を置いているのかもう一度確認しましょう。

完成形を求める

学生の新卒採用は、完成形を求める場ではありません。
ですが、何でも即戦力を求めてしまう勘違いした面接官も多くいます。
新卒採用は、これから教育や経験を積んでもらって成長するのびしろを見極める面接だと私は思っています。
ですから、即戦力が欲しいならさっさと中途採用すべきで目的が違っています。
あまり、しつこく深堀をしたりするとただの圧迫面接になりかねません。

スーパーマンを採用したがる

気持ちはわかりますが、ではあなたが入社した時スーパーマンだったでしょうか?
私を含めて先輩から散々ダメ出しされ、取引先から怒られて成長して今の姿があると思います。
上と少しかぶりますが、頭が良くて英語が喋れてコミュニケーション能力が高くてストレス耐性がある、そして技術にも詳しいなんていう人はほぼいませんし、いても超大手企業が採用しているはずです。
そんなスーパーマンがくるような待遇や条件を用意してスカウトしてるならまだしも、どこの会社とも横一線または劣るぐらいの内容で取れるなんて言う都合のいい話はありません。

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自分の意見を押し付ける

特に年配の面接官に多いのですが、自分の考えを押し付け学生の意見を尊重しようとしない面接官です。
どうしたいのかわかりませんが、学生より優位にでも立ちたいのでしょうか。
この行動に出る面接官がいたら、他の面接官はすぐに止めなければなりません。
なぜなら、学生からも面接されていることを忘れないでください。
人の意見も聞けないような上司と一緒に仕事をしたいと思う学生がどれだけいるしょうか。
少なくとも私ならそのような会社に行きたいと思うことはないでしょう。

自分と似た人を評価する

これも気持ちはわかりますが、それでは似たような人ばかり集まってしまい、本当に優秀な方も採用できなくなってしまいます。
人には、似た人の評価が高くなる傾向がありますので、注意して面接をして欲しいと思います。
学生からすれば、どこが評価されたのかわからないなんていう結果になるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?自分の会社の面接は、こんなことはやっていないと思いますが、一部の人は当てはまる人がいるのではないでしょうか。
この超売り手市場、採用難の時代にお金を掛けずにすぐ改善できるところは、早く手を打っておきたいですね。

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