2020年卒の内定状況を見ているとやっぱり早期化が進んでいるのか

2020年卒の内定状況を見ているとやっぱり早期化が進んでいるのか

すっかりGWでやる気のなくなった人も多いと思いますが、採用活動に携わっている人はそんなことを言っていられないぐらい忙しいところでしょうか。
私の実感では、各社の予想通り昨年の2019年卒に比べて更に早期に内定を出している状況が感じられます。
というのも、インターンシップでの内定出しを除いて3月解禁、4月内定の企業が増えたと思います。
私の会社でも4月後半になってからの辞退が著しく増えていますが、昨年よりも早くから辞退しているようです。

昨年の感じだと5月の辞退と内定を出してからの辞退が多かったのですが、今年は今のところ4月の辞退が昨年の倍以上で推移しています。
このタイミングで辞退する学生さんは、第一志望から内定が出て辞退してくる感じを受けます。
なので、はっきり言ってこの学生さんたちをひっくり返して自社に持ってくるのはほぼ無理でしょう。

私の会社も学生さんから話を聞くと、だいたい2位や3位という結果で1位は某大手企業やそのグループ企業です。
そこを狙っている学生さんは、振り向かないし仮に入社してもすぐにやめる傾向があるので、労力をかけても難しいのが現実です。

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私の会社のような中小企業は、大きい会社よりも中小企業での働き方に興味のある学生さんをいかに口説くかが最大のポイントです。
また、優秀だけど地元じゃないと絶対嫌だとかこだわりのある方も歓迎です。
ターゲットを絞ってドンピシャでなくても狙っていく姿勢は、結構学生さんも見ていると思いますので、しっかりアピールしましょう。

私の会社の例で言えば、同じ地域の同じぐらいの規模の会社に負けることは少数で、圧倒的に大企業に負けているのでもう少し差別化することを2021年卒では考えていきたいと思っています。
更に、もっと具体的にわかりやすく仕事のイメージを持ってもらえるようにしたいと考えています。

また、忘れてはいけないのが待遇や条件の改善です。
別に大企業並みにしろというわけではなくて、今より確実に進んでいるor新しいことをしている印象を与えていくことです。
これは今いる従業員にとっても会社が変わろうとしているとか、変えようとしている雰囲気は敏感に感じますので、退職防止にもつながるところで一石二鳥です。

最近は、本当に転職市場が盛況なので、守るところもしっかり守っていきたいところですね。

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