大手企業を中心として、もう2022年卒は終わって2023年卒向けのインターンシップが忙しい人事担当者が多いのかもしれませんが、中小企業では2022年卒だってまだまだ活動してる会社が多いと思います。
私の所属する地方の中小企業でも2022は終盤戦ですが、一方で新たに採用したいというニーズがでてきて、急遽延長戦に突入です。
リクルートグループの就職みらい研究所が6月24日に発表した6月12日時点での大学生の就職内定率は、74.1%となり昨年と比べ8.8%上昇しています。
昨年が新型コロナウィルス感染症の影響を大きく受け、企業・学生ともに思ったような活動ができてないかったことから単純な比較はできませんが、2020年卒と同水準になっています。
あの頃は、Zoomをはじめとしたオンラインツールもどれがいいかわからないし、本当にオンライン面接で内定を出していいのかもわかっていなかった頃です。
今では、企業の会議もオンラインが主流となり、学生も授業がオンライン化してツールにも感覚にもすっかり慣れていますよね。
私のところでは、昨年のコロナは2021年卒採用には、ポジティブに働いたこともあって今年は厳しい状況が続いています。
というのも、良い方が採用試験を受けてくれるところまでは良いのですが、やはり辞退率が昨年の倍以上になっています。
学生さん側としても、説明会をはじめとした就職活動のオンライン化によって、これまでたくさんの会社を見ることは時間・費用的にも厳しかったのがオンライン化によって可能になりました。
学生自体の母数は増えるどころか減る一方ですから、当然優秀な学生の内定数は増えるとともに内定承諾は1社しかできませんから、当たり前のように辞退数は比例して上昇します。
それでも今年はその傾向があると予想していましたので、昨年よりも厚めのフォローをしていたつもりですが、ライバルが競合揃いで撃沈しました。
というよりも、良く私のいる会社を候補に入れたなという感じで、よほど去年就活で苦労した先輩から言われていたのでしょうか。
これは、特に理系の女子学生に顕著に感じられます。(あくまで私のところの傾向です)
一方文系の学生さんをみると、迷っている学生さんが多かった印象です。
就活の軸を大切に!なんていろいろなところで言われていても、実際は全然固まっていない層がかなりいる感じです。
例えば、営業職のようなものを希望する方であれば、「お客様に喜んで貰える仕事」という方がいましたらが、仕事で喜んで貰えない仕事ってそもそもって話なわけです。
また、「バリバリ稼ぎたい」といいつつも、「ノルマが厳しいのは嫌」というわけでそれは都合が良すぎるとも感じるところです。
私からすると、バリバリ優秀な方を採用できれば一番いいんですが、現実的なところとしては、ぱっと見より優秀な方を採用できるかが大事だと思っています。
そして、私たちの会社との相性が合うか。
内定率が74.1%ですから、残り約25%の中の優秀な方を採用できるようにこれからも頑張っていきましょう!