大卒が採用できないから高卒への安易な転換は危険!

大卒が採用できないから高卒への安易な転換は危険!

皆さんもご存じのとおり、新卒採用は年々厳しくなっており超売り手市場が続いています。
特に高学歴の大学院卒から大卒、短大・高専なんていうのは採用できなくて困っている会社がたくさんあります。
そこでじゃあ高卒採ればいいじゃん!なんて簡単にするのはちゃんと準備がしてから行った方がいいと思います。

高卒採用がダメなわけじゃなくて、大卒他と比べると制約が多くてちゃんと準備していないと学校から嫌われてしまうからです。
地域や学校などでもよると思いますが、私の経験からお話ししたいと思います。

選考スケジュール

大卒の選考スケジュールは、経団連の指針に従わなくてもある程度できると思いますが、高校生の求人に関しては必須で守らないとハローワークで受け付けてもらえません。

  • 求人申込受付開始 6月1日
  • 企業による学校への求人申込および学校訪問開始 7月1日
  • 学校から企業への生徒の応募書類提出開始 9月5日
  • 企業による選考開始および採用内定開始 9月16日

と、細かく決められています。

職場見学

学校に求人票を出すと、応募者がいると学校から職場見学依頼がきて日程を調整して受け付けます。
製造業の会社さんなんかは比較的簡単にできますが、意外と難しいのが職場見学です。
事務仕事の職場見学は、なかなか難しいです。
ちゃんとやっていることをイチから説明してあげないと学生さんがイメージが湧きません。
また、実際の業務だと秘密保持誓約書を交わさないといけないレベルの情報があったりと、事前に注意しておかないといけないことがあります。

もちろんパワーポイントなんかで、会社紹介なんていうのもするでしょうが大事なのはやはり仕事内容だったりを肌で感じてもらう事ではないでしょうか。

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応募書類の受付、採用試験

職場見学でよかった学生さんが応募してくれると、学校から応募書類が届きます。
所謂調査書というやつと履歴書が届きます。
丁寧な学校さんはわざわざ持ってきてくれるところもあります。

9月16日以降に採用資金を行います。
大体FAXで学校側に伝えて確認の電話連絡をすることにしていました。
基本応募書類だけで落とすなどはできません、必ず面接をして下さい。
もちろん、筆記試験、適性検査、作文などを実施する会社も多くあります。
大学生のように二次選考、三次選考のように複数日程で行うことはほぼなく、1日で終わらせることが多いようです。

採否結果連絡

だいたい10日以内に伝えることが多いようです。
早く連絡してあげた方がいいかというと、高校生は最初の頃は単願のみで複数社の受験ができません。
10月以降は2社になったりしますが、大学生のように複数社のを天秤にかけることができませんので、早く回答してあげることが大切です。
また、どちらの通知にしても学校へ書類で連絡します。

まとめ

こんな感じでやりますから、大学生のようなイメージをしていると学校へ迷惑を掛けたり会社イメージを悪くしてしまいます。
大学以上に学校の力は大きく、学生さんに紹介すらしてもらえなくなったりと関係の維持はしっかりと行ってください。
なので、1度採用できると翌年、翌々年なども声を変えてもらえることも多いです。

 

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