どうしてえらくなった人たちは圧迫面接をしたがるのか

どうしてえらくなった人たちは圧迫面接をしたがるのか

私自身は、ちっとも共感できない話ではありますが、未だに圧迫面接をしてしまう人たちが多くいます。
特に最終選考で出てくる役員に多く、最近ではSNSをはじめ各所で叩かれているのに行われています。

そもそも圧迫面接とは

高圧的な面接によってストレスを与え、その時の学生さんの対応を見極めることを理由にこれまでは行われてきました。
ただし、近年では圧迫面接を行った会社が晒されたり、内定辞退に繋がることが多くイメージの悪さが浸透していることから積極的には行われなくなりました。
彼らはなぜ、未だに圧迫面接を行うのでしょうか。

ストレス耐性を見極めるのに必要だから

圧迫面接の意図としては、一理あるようです。
仕事をしていくうえで理不尽なことを言われることはよくあることだし、そんなちょっと指摘されただけで落ち込まれては仕事になりません。
特にうつ病をはじめとした精神疾患が大きく問題になっており、離職・休職者が出ているのかもしれません。

自分の就活時に当たり前だったから

今の役員と言えば、50代から60代と今では考えられないような状況で、声を荒げて威圧されるのは当たり前で、下手すりゃものが飛んでくることもあったような時代です。今では一発アウトですが教育の中でも暴力なんいうのは日常茶飯事です。
なので、経験したまんまを今の学生に行っているのかもしれません。

圧迫面接をしていると思っていないから

タチが悪いのですが、これが一番多いのかもしれません。
本人は意識しているわけではなく、普通に話しているつもりが他人から見ると圧迫面接になっているパターン。
特に役員になっていると周りの人から注意されることも減るし、不思議と偉そうなしゃべり方をしている人も多く感じます。
本来面接とは、いつも通りしゃべるのではなく何を聞き出したいかとか意図をもって行うのですが、どうも面接に対する知識のなのか、指摘されるのが嫌なのかわかりませんが「とりあえず俺が見てやろう」の姿勢が強いのかもしれません。

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圧迫面接によるダメージ

今ではハッキリと企業はダメージを受けます。
間違いなくイメージダウンでしかなく、パワハラのある会社と思われたり、ブラック企業の評価されかねません。
最近のウワサはすぐに回りますから、特に注意が必要です。

まとめ

企業として面接するときは、企業も学生さんから面接されていることを決して忘れてはいけません。
今までのように「面接してやってる」ではなく、対等な立場を意識することで良くなると思います。
私の経験した会社では、社長が圧迫面接が正しいと思っていて色々な方法で伝えても変えてもらえず、うまく採用できなかったことから、新卒採用からは社長面接を外したこともあります。
もちろん、「採用できないから外れろ!」と言えればかっこいいのですが、やっぱり言えないので「忙しそうなのでこっちでやっときます」ぐらいに話をしましたけどね…。

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