そんなに人を採用したかったら、まず辞めない組織づくりが先!

そんなに人を採用したかったら、まず辞めない組織づくりが先!

最近特に思うことです。
2020年新卒ももう少しで解禁です。そして、2021卒向けのプレ解禁もあと3か月です。
そうやって新卒採用を追いかけているのは良いのですが、なぜ経営者を含め上層部は今いる社員のことは考えないのでしょうか。

卵が先か鶏が先かということですが、すでに鶏がいるわけですからここのフォローをしっかりしましょう。
特に優秀なエース級がポツポツ辞めているなんて言う状況は、もう非常事態です。
待遇が悪いのか、仕事が悪いのか、人間関係が悪いのか、将来性が感じられないのか…など、理由は様々だと思いますが、ここをしっかりしないと未来はありません。
なぜかと言えば

優秀な社員が辞める → 魅力ある社員がいる会社に見えなくなる → 新入社員が入らない

単純にコレです。
私も長いこと総務・人事関係の仕事をしていますが、新卒採用で一番魅力的に映るのは、魅力的な社員です。
その魅力的な社員がどれだけの影響を与えるかわかっていません。またわかっていても行動できていません。

中小企業の採用において、規模や安定性、やっていることや環境などは、大企業に全部勝てません。
数字で戦おうとしているのならば、戦い方が間違っていると皆さんならすぐわかるはずです。
じゃあどこで戦うかといえば、企業文化や人で戦うしかありません。

Advertisement

人財というぐらい人は大切にしなければいけないものなんですが、上司たちは全く分かっていません。
極端に言えばよい人が揃っている会社ならば、入りたい人が勝手に集まってきますから、リクルートやマイナビに払う必要すらありません。
その分を社員に投資する方がよっぽど健全です。

そんなこともできずに採用活動を進めているのは、問題がどこにあるかわかっていない証拠です。
なので、いきなりは無理でも少しずつ今いる社員の満足度を上げていくことこそが本来やりたい採用活動の近道になるはずです。

最近報道されているような、コンビニはアルバイトが集まらないなんていいますが、コンビニの店員さんが楽しそうに仕事をしているのを見たことがありますか?
もっと言えば、うまくやればアルバイトから正社員にまでもっていくことも可能なお仕事なはずです。
だって、巷でやってるインターンの実習をアルバイトでできるわけですから、仕事の体験までできていいことしかないはずなのに就職しないってことは、問題があるってわかってるんです。

コンビニアルバイトの時給は、募集広告をみても最低賃金か最低賃金の1の位を切り上げたのが精いっぱいです。
それでしか雇えないほど儲からない仕事ということを理解してやるべきです。
または、それ以上の価値を作り出す努力をしなければなりません。

人件費はコストですが、単純にコストとしか考えていない経営者が多すぎると最近思います。
自分が働きたいかということも考えていけば、もう少し違う未来が見えてきそうです。

新卒採用カテゴリの最新記事