はい、私のいる会社にはこんな人がたくさんいます。
最近は責任を取りたくない人が多いみたいで、係長とかならともかく困ってしまうのは、役員が決断できないこと。
この人たちは、役割をわかっているのでしょうか、
基本的には役員報酬ということで、給料じゃなくなるんですからしっかり仕事をしてもらわなければなりません。
が、日本では現実的に部長の延長で役員になっているので、それでいいと思っている役員は多いみたいですね。
そのくせ「俺は役員だ」っていう態度の人間の多いこと…。
例えば自分の担当部署の従業員を採用するとか退職する人の決定なんていうのは、両者合意しているものについていちいち社長の決裁が欲しいなんていうのはどうかしていると思います。
もちろん経緯の報告などが必要な場合もあると思いますが、決断は担当役員がすべきです。
特に退職なんていうのは、エース級の人材で辞めてほしくないから「社長!止めてください」っていう話ならともかく、どっちかといえば辞めてくれて助かったなんていう従業員について決めれないなんて、どうしたいのかわかりません。
従業員がいればコストがかかるわけですから、出社するのかもわからないようなやる気のない、言うことの聞かな従業員を雇っておく必要はありません。
それよりも本人と向き合って続けるのか、転職したいのか話し合うべきです。
そういう面倒なことは部下に押し付けて、自分は決断せずにただ静観するような人が増えています。
または、誰かに決めてもらうことだけを考えているタイプ、あなたの会社にもいませんか?
社長をはじめ、役員というのは「決める」ことが大事な仕事です。
どっちの方向に進むか決めたり、これをやるかやらないか決めたりして、会社を正しい方向へ導いていくわけです。
なので、決めることをしないならそこら辺のサラリーマンと一緒なわけで、報酬だけ高くている意味がありません。
仕事をしていないわけですから、そんな役員解任すべきです。
日常の業務なんていうのは、部長以下に任せて自分は新しいビジネスを考えたり、取引先を見つけたりということをすべきです。
そんな役員を持った社員はたまりませんよね、部下は上司を選べないんですから。
その後のパターンはご想像の通り、そんな会社に愛想を尽かして優秀な社員からとっとと転職していきます。
それで人材が不足しているっていうんだから自業自得です。
こういう流れにすら気づいていない人が多いのもタチが悪いところでしょうか。
まあそんな役員に苦言の一つも言えない部長などもどうかと思いますが、日本の会社はそんな感じのところいっぱいですよね。
気を付けないと若手社員からは、頼りない役員と何も言えない部長と言われてしまいますよ。