「求める人物像」はちゃんと決められているのか

「求める人物像」はちゃんと決められているのか

今の時期だとちょうど新卒採用の時期になりますので、求める人物像について書いてみようと思います。

各企業では、欲しい学生さんを「求める人物像」なんていう風に人材要件を決めて採用活動を行っています。
この求める人物像というのは、採用担当者としては非常に厄介です。
というのも、大企業の方は知りませんが経験上中小企業の場合、社長をはじめ役員クラスの話を聞けば「優秀な人」という一言で終わってしまうパターンとほぼ採用不可能な「スーパーマン」みたいな実現不可能なことを細かく言われるパターンの大きく分けて2パターンが存在しました。

そうはいっても、現実的に採用したい人とはどういう人か、共有できるように決めていく必要があります。

求める人物像の具体的な内容は?

では、どんなことを決めていくのでしょうか。



属性(スペック)

大学名や文系・理系、学科・専攻等、エントリーシートに書いてあることが多いものです。
ここはわかりやすいと思います。

スキル

自分たちの会社で必要な知識だったり、経験、能力等を言います。
例えば、営業職を募集するなら対人能力を重視すると思いますし、エンジニア職なら専門知識を重視すると思います。

文化、価値観

各会社には、それぞれ企業文化があります。もちろん学生さんにも性格がありますので、ここをちゃんとすり合わせる必要があります。
例えば、最近ワーク・ライフ・バランスなんて言われますが、昔みたいに残業いっぱいだけどお金を稼げる方がいいのかかそれともそんなに稼げないけど残業は極力ない方がいいのか、ここの価値観は非常に大切だと思います。
折角採用したけど、すぐ辞めてしまったなんていうのは、企業文化が合わなかった可能性が高いです。

ただ、比較的抽象的な表現になったりすることが多々あります。
例えば、「責任感のある方」なんていうのは、基準が難しいです。
具体的には、「「最後まで責任を持って仕事をやり遂げられる方」のようにするわかりやすく必要があります。

後は、私がいた会社だけかもしれませんが、部署ごとにいう事が全然違うパターンです。
同じ職種のエンジニアでも採用職種を分けたいぐらいに違う会社がありました。
結局折衷案みたいになったり、仕方なくダブルスタンダードになったりと全然明確化できなかったこともあります。

求める人物像のまとめ

主体性、柔軟性、創造性、好奇心、チームワーク、リーダーシップ、論理的思考なんていうのが要素になると思います。
また、他社のwebサイトを見ても結構書いてあるので参考になると思います。

一番わかりやすくてイメージしやすいのは、今いる従業員の中で欲しい人をモデルケースとして分析することかなと思います。

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