改善活動や不良が発生した時などに、良く三現主義なんていう言葉を聞くと思います。
最近では、2つ足して5ゲン主義なんて言ったりします。
三現主義とは
現場
当たり前なんですが、何か問題があった時には、現場に行くことが重要です。
現場じゃないと分からないことがたくさんあります。報告を聞くだけや机の上で計算しても出てこないことです。
現物
不良が起こったらまず、不良品を見ないわけにはいきません。
例えば、どんなふうにキズがついているのか、どの方向からついたのか等を確かめることができます。
どういう不良が起こったのか、現物には問題解決のヒントがたくさん隠れています。
現実
どのような工程や動きで作られている(使われている)のか、しっかり自分の目で見る必要があります。
例えば、検査機器に穴あって、不良品でも通ってしまうかもしれません。
また、従業員のみなさんの働いている表情・雰囲気はどうでしょうか。
よく言われることですが、工場の雰囲気でいい工場かわかるなるなんていうこともあります。
5ゲン主義
ここに2つ足したのが5ゲン主義です。
原理
工程の中で、どのように作られているか、不良発生のメカニズムを知ることです。
これを知らなければ、根本的に前に進みません。
原則
一般的な活用上の規則や決まりのことです。
- 事務所ではなく、必ず現場で
- 現物を調べ
- 現実を自分の目で見る
ことでモノを見つめ、原理原則で考えて問題を解決していきます。
まとめ
主には、製造業で品質管理や改善活動で使われる言葉ですが、工場以外でも当てはまることはたくさんありますので是非知っておくと便利です。
例えば、社用車で事故が発生した場合、事故の現場検証をしました。
車のキズを見ればどう当たったのかとか、ここは死角だったとか現場に行かないとわかりません。
最近では、ドライブレコーダーもありますが、映像だけではわからないことも実際現場に行くとあります。
事務仕事での作業ミスなども同じく、やっぱり現場でないとわからないことがいっぱいです。
どうしても忙しいとズルしがちですが、しっかり順番を追って見つめていけるようにしましょう。