働き方改革はどうなっていくの?

働き方改革はどうなっていくの?

法案は成立しているので、来年4月からはいろいろ変わってくるのでそろそろ対策が必要だけれどもまだ全部が決まったわけではありません。
一応、厚生労働省のWebには働き方改革の実現に向けてなんていうページがあるのでご案内しておきます。

「働き方改革」の実現に向けて

最後に参考資料としていくつかの資料があります。
リーフレット「働き方改革~一億総活躍社会の実現に向けて」あたりはしっかり書いてありますので、参考になると思います。
一番話題になった残業時間の特別条項での上限時間あたりはこれでよさそうですね。後有給休暇の5日間の義務化ものままでよさそうです。

私が個人的に気になっているのが、「労働時間の状況を客観的に把握するよう、企業に義務づけます」というこれです。
主には裁量労働制が適用される人や管理監督者も含めてすべての人の労働時間の状況が客観的な方法その他適切な方法で把握されるように義務づけられるわけですが、「客観的」というところとどこまで厳しく把握しなければいけないのかという事です。

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簡単に言えば、会社での管理が厳しくなり、○○時には事務所を施錠したりするように管理されるようになったけど仕事が終わらないから自宅に持ち帰って仕事をしていて問題になった場合も該当してくるのかとか、パソコンのログオン・ログオフ時間を管理されているのでこっそり持出用PCで仕事をしていたとかいろいろあると思うんですよね。
後はパソコンのログオン・ログオフ時間とセキュリティの入退出時間とのズレを監視しなきゃいけないとかシステムの整備も結構大変な事だと思います。

もちろん、仕事が定時で終わるように人数を配置して適切に労働状況を管理していくのは大前提としてあったうえでの話ですけどね。
なので、一部のブラックな会社は法規制で厳しく取り締まられるのは当たり前なのでいいのですが、一部のほどほどに残業して収入を増やしたい人たちからするとやりにくくなると思います。
違う形で還元することができる大企業は良いのですが中小企業ではそうもいかないので、本当は働くスタイルに合わせて調整ができるともっと働きやすくなるんじゃないかなと思ったりします。

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