今年の4月からは働き方改革の法令に順守するために、残業や有休の取得をどうしていくかと各社とも一生懸命対応しているところだと思います。
慌てて就業規則を修正して労働基準監督署に提出しているところの会社もあるかもしれません。
そんな中で、非常に不誠実な形で法令に順守する会社もあるようです。
これはある方から聞いた話ですが、働き方改革で残業を減らさなければいけませんがどう減らしていくかというと、「ただ外注に投げる」だけだそうです。これまでももちろん外注さんに出しているのですが、それを増やすだけで対応するそうです。
そうするとどんなことが起こるかというと、外注に仕事を出すわけですから仕入れが増えますが、残業代は減ります。
従業員は、残業代が貰えなくなりますから、給料が減ります。
給料が減ると困るから会社を辞めます。
なんていうことが起こっているそうで、たまったもんじゃありませんね。
働き方改革だけではありませんが、法令に従うのは当たり前の話です。
いくら現実的じゃなくても、何を言っても守らないは通りません。
法令違反の会社に誰が仕事を出したくなるのか、誰が働きたくなるのか、そんな人はいないと思います。
そして現在の世の中は、法律に従っていたら何をやってもいいかというと、そういうことではありません。
合法スレスレの会社であっても、グレーな会社には近寄らないとみんな思っています。
ということは、法令順守は基本であって、それ以上に「こんなことをやってます」とか「こんな取り組みで改善しました」とかをアピールして顧客に選んでもらう時代になっているのです。
しかし、法律をスレスレで守って勝てば官軍ということをやってる会社は少なくありません。
どういうことが自分たちに返ってくるか分かっていないのでしょう、とりあえずその場だけしのげれば良いと。
このサイトを見てくれている方はこんなことはないと思いますが、そんな人たちが増えてしまったことが残念でなりませんね。
