抜擢するのが先かできるようになってから抜擢するのか?

抜擢するのが先かできるようになってから抜擢するのか?

最近よく耳にする話ですし、実際にどっちの方がよいのか悩むところです。
もちろん業務内容や役職だったり、やることによって考え方も違うと思います。
私がタイトルのような質問をされたならば、基本的には抜擢するのが先だと思います。

もちろん期待している人で、大失敗はしないようなケースにはなりますが、環境が人を創るところって思っている以上に大きいことだと感じているからです。
ちっちゃい失敗だったら自分が頭を下げれば済むし、なんとでもなるのでそうするのですが、実際にやってみないと分からないことはたくさんあるし、そこから学ぶことが大きいと思います。
それと、やらずに小さくまとまられても困るので、だったらやらせてみて軌道修正したいという考え方です。

ですが、最近の上司や経営層の方を見ているとやらせるよりもできるようにするまでじっくり進めている方が多いように思います。
また、時代も100点じゃないと許されない風潮もあるのでしょうか。
しかし、そんなことを言いながら数年経っていて一向に進んでいない案件なんていうのもザラだったりして、とりあえずやらせてから考えればいいと思うんですけどね。
何も手を打っていないようにも見えてしまうので、やり方と時間のかけ方は気を付けた方がよさそうな気がします。

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何の世界でもそうですが、「経験したこと」と「話を聞いて知っていること」じゃ雲泥の差です。
だから企業が人を採用するときに、「主体性」だとか「挑戦すること」だとかを大事にしているのではないでしょうか。
言われたことだけ言われた通りにやるだけだったら、これからはロボットだったりAIを使って自動化が可能な世の中です。
だったら、人間にしかできないことや人間だからっていうところに価値を見出せない人は、需要がなくなってしまいます。

最近の40代から上の方々を見ていると、保守的な方が多くて困ってしまいますが、いつか自分に返ってくるということは意識しておいた方が良いと思います。
どっちに進む方がお客様や会社が喜ぶのか考えられなくなってしまったら、もう必要とされなくなってしまいます。

そのためには、日々勉強だったり、熱意をもって取り組むことが大切だと思います。
今の時代は定年までダラダラ勤めさせてくれるなんてない時代になってしまったのですから。

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