とりあえず人手が足りないからで採用していませんか?

とりあえず人手が足りないからで採用していませんか?

最近仕事も戻ってきて忙しくなってきたから、人を増やそうかと考えている会社も多いと思います。
そこで単純に人を増やしたらいいと考えてしまっていないでしょうか。

人を増やす前に「なんのために人を増やすのか」を考えてみてみましょう。
というのも、単純作業をこなすために人を増やすならそれもいいかもしれませんが、だいたいの場合「もっと会社を良くしたい」と思っているはずです。
「もっと会社を良くしたい」の中には、効率的に仕事をできるようにしたいとか今はできていないことを実現したいとか何かしら思いがあるはずです。
それと良くあるのが、一人退職者がでたから補充したいという安易な考えです。
補充は必要なんでしょうが、どういう人を採用すると良いのか見極めができているのでしょうか。

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良くあるパターンとしては、「とりあず人手が足りないから採用したけど使えなかった」とか「いい人が来ないけど応募者の中からとりあえず採用した」なんていう話をよく聞きます。
でも、だいたいうまくいきましたという話は聞きません。
なんで人を採用するときは「モノ」みたいな扱いになってしまうのでしょうか。
人を採用すると給料の1.5倍程度のお金がかかると言われていますが、そのあたりはちゃんと考えて採用しているのでしょうか。
そういうことを言うと、「そんなことを言っていたら人なんて採用できない」と言われてしまいそうですが、ちゃんと真剣に考えて採用しているかということです。

「現場が人がいないと困っているから」なんて言い訳をする役員がいたりするわけですが、だったらもっと早く手を打てというそもそも論です。
ですが、現実的にどうするかについては真剣に考えなければいけません。
気を付けないといけないのは、とりあえずで採用すると一気に効率が悪くなるスパイラルに陥ります。

だって、「教育したけど使えなかった」とか「教育している途中で辞めた」なんてことになったら、採用した人に余計な給料を払った挙句に教育者である上司の仕事をも無駄にするわけで何もいいことありません。
なので、採用に失敗する会社はそこのところがわかっていないか、ちゃんと準備ができていません。

なので、人手が足りなくて困っているならばまず、どのように採用していくかの準備をするところから始めませんか?

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