CSRとは社会貢献だけじゃない!

CSRとは社会貢献だけじゃない!

少し前ぐらいからよくCSRという言葉を聞くようになりました。

一度ブームが去ったかのように聞かなくなりましたが、しかし最近また復活してきたように思います。
CSRとは「Corporate Social Responsibility」の略で企業の社会的責任と訳させれるそうですが、企業が利益を追求するだけでなく環境や地域とともに持続可能な未来を社会とともに築いていく活動のはずですが、どうも日本では社会貢献の意味合いが強くて慈善活動をすればいいような印象です。
それと大きく言われたのが「法令遵守」、これは言われなくてもできなきゃいけないもので当たり前のはずなんですが、このころから特に言われるようになりました。

基本的には、企業が活動するには地域と環境が良くないと成り立たないからちゃんと地域と環境にも配慮した活動をしていこうということで、地域の行政やNPOを応援したり、環境に優しい素材で作ったりリサイクルできるものにしたりということをしていけばいいはずなんです。
また、従業員や顧客などを含めた社会全体に対して環境づくりをすることもCSR活動の一環になります。

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ここで注意が必要なのが、行政やNPOです。
連携するのはいいのですが、何故か圧倒的にボランティアになるのです。
日本人のこの考え方はいかがなものかと思うのですが、「良いことをやるためには犠牲はしょうがない」とみんなが思っていることです。
自発的にボランティア活動として参加するものはともかく、半ば強制的にやらされたり寄付を強要されることはありませんか?
NPOだって「特定非営利活動法人」ということで、法人格なんですからしっかり職員には給料は払われなければいけません。
じゃないとだれも職員として働いてくれなくなってしまいますし、寄付もしてくれなくなってしまいます。

地域行政もNPOも持続可能な団体になっていかなければいけないのですから、少し考え直して活動した方がいいと思います。
特に行政からの補助金や助成金を受けて活動しているNPOは要注意です。
これらが無くなったらやっていけないNPO法人は結構あるのではないでしょうか。
ここもしっかり自立できるようにしていかないと、良いことをやっていても職員から見たらブラック企業になっているかもしれません。

 

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