あなたの会社はちゃんとリーダーを育てていますか?

あなたの会社はちゃんとリーダーを育てていますか?

私の過去在籍していた会社では、リーダーとかマネージャーと言われる所謂管理職の人たちが、全くリーダーじゃありませんでした。
なんでそんな状況になっていたかというと、社長の権限が非常に強くワンマンだったのですが、それ故に現場に権限がありませんでした。
なので、大事なことは「社長に決めてもらう」になってしまっていたのです。
もちろん社長に決めてもらうことは、社長として決断することは最大のお仕事だと思うのですが、何でも社長に決めてもらうことが正しいという組織になってしまっていました。
本来はならば、方向性だとかをトップに決めてもらいそれに沿って現場では管理職が決めて進めていくものだと思いますし、社長の許可を貰うにしても「○○のように考えています」といった自分の思っている方向でいいかの確認しながらだと思います。
ですが、あまりに社長が細かく口を出すために現場での些細な事でも「○○なことが起こってますが、どうしますか?」というようになってしまいました。

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これじゃあリーダーは育たず、誰でもできる御用聞きです。
また、年配の人が描くリーダー像が理想過ぎて、いきなりできるレベルじゃないリーダー像に躊躇する人が増えてしまいました。

これからは、リーダーも若い方が増えたりすると思いますが、まずはリーダーを任せたい・やってもらいたい人にいきなりリーダーをやってもらうのではなく、経験を積んでもらうところから徐々にリーダーにしていく方がいいと思います。
特に若い方は責任を嫌がる傾向がありますから、少しずつ軽い物から順番に任せて行ってリーダーにしていく、リーダーと言ってもしっかりフォローしていく体制が非常に重要だと思います。

誰かが辞めたからお前やれ!では、なかなかついてきてくれる人は少ないと思います。
期待は大事ですが、「まだまだひよっこ」だからちゃんと面倒見てやるぐらいの気持ちで助走期間を少し長めに進めていくと良いと思います。

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