7月24日に中央最低賃金審議会が全国平均で26円引き上げることを決め、全国平均は874円が最低賃金になります。
新しい最低賃金は、10月をめどに切り替わる予定です。
政府は毎年3%程度引き上げて時給1,000円を目指しているとのことで、目指すのはいいのですが最低賃金のみならず全体的な賃金が上がらないことには、みんなの生活は良くなっていきません。
最低賃金付近の時給だとコンビニのアルバイトが一番最初に浮かびますが、時給が上がって働く人には良いことです。
しかし、コンビニは人件費が上がった分商品の値段を上げれるとは思えず、そうするとただでさえ潰れているコンビニが潰れたり営業時間の変更を迫られるような気がします。
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幸い私の会社では、非正規雇用者はほぼいないので最低時給の影響を受けることはありませんが、私たちのような地方都市の中小企業のパートやアルバイトがいる会社は影響を受けそうですね。
それでも残念ながら上に書いたコンビニのように「最低賃金が上がったから単価上げて」と取引先に言えるとは思えません。
会社としては、最低賃金の上昇に合わせて給料を上げても儲かる体質づくりに注力したいところです。
製造業であれば効率よく作る方法やロスを減らす方法を考えるでしょうし、サービス業では安く仕入れる方法や少人数で回せる体制づくりといったところでしょうか。
何か違う方向に活路を見出さないと会社としてはジリ貧になりそうなので、改めて「付加価値」をどう工夫してつけていけるかが今後の勝負になりそうですね。